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メール相談から学ぶコロナ感染拡大時におけるメンタルヘルス(第4回)2020年5月12日

病院からのお知らせ

勤労者メンタルヘルスセンター長  山本晴義

事例④ 夫婦の会話を鬱陶しく感じています

(相談者 男性 60代 管理職)

【相談メール】

定年間近な管理職です。新型コロナウイルス対策で、社員は在宅勤務が指示されました。今までは、土日も出勤するような仕事人間を自負していましたが、新型コロナウイルス対策で、会社には来ないように指示され、平日も週末も家にいることが多くなりました。家でやれる仕事も限られており、これだけ長い期間を夫婦だけで過ごしたことがないので、お互いに鬱陶しく感じています。夫婦の会話のネタもありません。自分の部屋に閉じこもってばかりいると妻から非難されます。自粛生活で外出もできません。結構、辛いです。

【回答メール】 

メール拝見しました。実際に診ていませんが、大体の状況は把握できます。年齢から推察すると、あなたは定年退職までそれほど多くの時間はないのではないでしょうか。

もしそうなら、今が絶好のチャンスです。この機会に奥さんとの会話に馴れるトレーニングをしてみてはいかがですか。夫婦間の会話に馴れていないのは、あなただけではなく奥さんも同じです。それならば今のうちに二人で話をすることに馴れておくことで、定年後の夫婦間の関係性を良好に維持しやすくなるでしょう。

「会話のネタがない」とお困りのようですが、会話の話題はわざわざ考えて作り出すものでもありません。例えば二人でテレビを観ながら、思い浮かんだことを好き勝手に言い合えばいいのです。今ですとテレビの話題も新型コロナウイルスのことばかりですが、それならそれで構いません。世界を恐怖に陥れたこのウイルスに対して、あるいはそれに対する各国政府の対応について、あなたの考えを自由に口にすればいいのです。

あなたはテレビ番組のコメンテーターではありません。家の中での発言ですから何でも言いたいことを言って、自由に発言してみてください。そこから必ず会話は生まれます。

もともとお互いに好きで夫婦になったお二人でしょうから、会話がストレスになることはないと思って、ぜひ試してみてください。すぐに楽しくなるはずです。

【対応のポイント】

「コロナ離婚」という言葉もあるようですが、定年後の環境変化と夫婦のあり方の問題が、新型コロナウイルスで前倒しになって訪れたような印象を受けます。会話が生れることで関係がスムーズになり、ストレス軽減になることも多くみられます。会話がないことを「仕方ない」と思っている人もいますが、会話はきっかけや慣れの部分も大きく、ひとつのスキル(技術)と考えて練習してみるのも方法です。

※ 実際に送られてきた相談メールを参考に、相談者のプライバシーを考慮して作成しています。

勤労者こころのメール相談(mental-tel@yokohamah.johas.go.jp

勤労者メンタルヘルスセンター山本晴義センター長(心療内科医)が自らお答えするメール相談です。年中無休の24時間、無料でお受けしており、24時間以内にご返信いたします。

登録日:2020年05月13日

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