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メール相談から学ぶコロナ感染拡大時におけるメンタルヘルス(第5回)2020年6月1日

病院からのお知らせ

勤労者メンタルヘルスセンター長  山本晴義

事例⑤ 妻が極度の心配性です。

(相談者:男性 50代 会社役員)

【相談メール】

妻は専業主婦です。新型コロナウイルス対策で、私は、現在時差出勤をしています。10時に家を出て、8時に帰宅する毎日ですが、妻が極度の心配症で、いつ終息するかもわからない中、ニュースを見て息苦しさを感じることもあるようです。そんな妻を見ていて私までが不安で押しつぶされそうになることもあります。

【回答メール】

メール拝見しました。お悩みのご様子、伝わってきます。実際に診ていないので、正確なことは言えませんが、だいたいの状況は把握できます。

新型コロナウイルスに不安を感じての相談も多く受けています。「不安が伝播する」ということは、夫婦でなくても実際にあります。特にいま起きている不安は、この非常事態に終わりが見えないことから来るものです。

この不安を解消するには、考え方を変えるのが効果的です。そこで私がお勧めするのが、「いまは」という一言です。「感染拡大が終息しない」と不安になるのなら、その前に「いまは」を付けて、「いまは感染拡大が終息していない」にしてしまうことです。

「いまは」をつけることで、「いずれは終息する」ということになります。これはあらゆるネガティブなことにも使えますので、ぜひ覚えておいてください。どんなにつらい状況、困った事態に陥っても、それはいずれ終わります。つらいのは「いま」であって、その苦痛は必ず終わるのです。

ただ、奥様が極度の心配から身体症状を呈していることはご心配ですね。一度心療内科などメンタルヘルスの専門医に相談されることをお勧めします。

精神の不安定や不眠にも、安全で効果のある薬があります。医師に相談するだけで落ち着きを取り戻す人は少なくありません。何より夫であるあなたの心配も大きく和らぐはずです。

【対応のポイント】

私たちは、目に見えない(終息が見えない、解決できない)物事に対して、不安や恐怖を抱きます。高じると心配の域を超えて、精神の不安定や不眠などの症状へと発展してしまうことがあります。その場合には、はやめに専門医を受診しこじらせる前に対処することで、ストレス性疾患を防ぐことができます。

※ 実際に送られてきた相談メールを参考に、相談者のプライバシーを考慮して作成しています。

勤労者こころのメール相談(mental-tel@yokohamah.johas.go.jp)

勤労者メンタルヘルスセンター山本晴義センター長(心療内科医)が自らお答えするメール相談です。年中無休の24時間、無料でお受けしており、24時間以内にご返信いたします。

登録日:2020年06月01日

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