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メール相談から学ぶコロナ感染拡大時におけるメンタルヘルス(第15回)2021年1月12日

病院からのお知らせ

勤労者メンタルヘルスセンター長  山本晴義

事例⑮ 睡眠薬が手放せません。

(相談者 男性 50代 製造業)

【相談メール】

数年前から睡眠薬を服用しています。飲んだり飲まなかったりだったのですが、新型コロナウイルスのことで不安になり、手放せなくなりました。在宅勤務の影響か睡眠リズムも狂い気味で、たまに飲まずに寝ようとすると、寝てもすぐに起きてしまいます。週刊誌で「睡眠薬は認知症のリスクになる」という記事を読んだこともあり、連用は避けたいです。医師からは「安全な薬」と言われていますが、本当に安全なのかわからず不安です。

【回答メール】 

お辛いご様子、伝わってきます。良質な睡眠は、健康維持の上で大切な要素です。

「薬」という字から「くさかんむり」を取ると「楽」になります。辛い不眠を楽にするためにお薬があると思ってください。あなた自身も、薬により睡眠がとれて心身が楽になるという効果を実感しているようです。

睡眠薬の継続服用についてですが、基本的には、必要に応じて医師の処方する薬を使うならば、安全面での心配はありません。世間にはいろいろな情報が出回っていますが、それに振り回されることなく、目の前の主治医を信じてください。

どうしても心配なら、その不安な気持ちを医師に伝え、今後の方針を検討してみましょう。それも治療のために必要なことです。

睡眠については、「眠くなったら寝る」が基本です。眠くないのに「眠らなければならない」と強く考えてしまうと、不眠症になります。

よく「早寝早起き」と言いますが、大切なのは「早起き早寝」です。仕事を始める3時間前を起床時刻として、休日を含めて毎日同じ時間に起きるのです。週末に寝だめをしたりすると、その夜寝付けなくなり、睡眠リズムが崩れてしまいます。

心穏やかに自然に眠れるために必要に応じて薬の力を借りることは、決して不健康なことではありません。主治医を信じ、自分を信じ、これからも治療を続けていってください。きっと乗り越えられますよ。

【対応のポイント】

睡眠について「早起き早寝」を推奨しています。私自身、仕事開始の3時間前には起きてラジオ体操などを行っていますし、休日も同じリズムで過ごしており、その良さを実感しています。また今回のように、薬の継続服用について不安に感じる患者さんや相談者さんは多くいらっしゃいます。これについても、私は高血圧の薬を若い頃からずっと飲み続けていますが、むしろ毎日元気に過ごせている要因の1つだと思っています。メール相談は治療ではなく相談なので、実体験にもとづいたアドバイスをすることも大切にしています。

※ 実際に送られてきた相談メールを参考に、相談者のプライバシーを考慮して作成しています。

勤労者こころのメール相談(mental-tel@yokohamah.johas.go.jp)

勤労者メンタルヘルスセンター山本晴義センター長(心療内科医)が自らお答えするメール相談です。年中無休の24時間、無料でお受けしており、24時間以内にご返信いたします。

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登録日:2021年01月12日

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